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100株式投資とは? アーカイブ

2010年04月23日

株式投資とは?

低金利時代の突入と共に、個人で資産運用を考えている方が増えています。その中でも、最もスタンダードな投資先が「株」です。それでは、株とはどのようなものなのでしょうか?

 株とは、簡単に言ってしまえば「会社の一部」です。これは、会社が資金調達のために、「株券」というものを発行します。もう少し言えば、会社の株を買うということは、株の額面に係わらず、株券を発行した会社に資金提供をしたということになり、実質的に会社のオーナーになるということです。もちろん、この株をどの程度保有するかによって、経営を大きく左右する程の力を持つことになります。

 但し、一般的な個人投資家は、会社の経営に影響を及ぼすほどの資金を持っていません。あくまでも、株式を購入することで会社の株主となる代わりに、会社の業績に応じて株主配当を受けることで、投資家は利益を得る形になります。この配当金が、株式投資によって得られる利益の一つです。

 また、株そのものが売買されるため、人気がある企業や元気がある企業の株価は高くなります。その株を売買することで得られる運用差益で、自分の投資資金を運用するのです。これもまた、利益を得る方法の一つです。

 株式投資は、誰でも簡単に行うことが出来ます。現在では、株式投資に関連する金融商品や種類が沢山あります。特に、少額資金で始められる株式投資を通じて、まずは株式投資の仕組みを知ることが大切です。

株式市場について

株式投資を行うにあたり、株そのものをどのように売買すれば良いのでしょうか。まず、知っておかなければいけないことは、「株は市場で取引される」ということです。この市場が、いわゆる「株式市場」であり、株を売買したい人の仲介役となる場所です。

 株式市場は、漁港にある市場と同様に、全国にいくつかあります。その最も代表的な市場が、東京証券取引所です。ここは、魚市場で言うところの築地市場にあたる場所で、全国の株式取引の90%が集中している場所です。東京証券取引所は、「東証」と呼ばれており、東証1部と東証2部に分かれています。特に、東証1部に上場するには、企業の財務状況や収益性などに対して、厳しい審査基準があります。つまり、審査基準を満たしていなければ、収益性が低い、信頼が出来ない企業であるということになります。

 次に、良く耳にするのがジャスダック市場です。この市場は、証券取引所を通さずに、証券会社間で株式銘柄の売買希望者を見つけて、取引する場所です。ジャスダック市場の登録基準は、東証よりも厳しくないことが大きな特長です。そのため、比較的容易に上場することができ、株式公開による資金調達を容易に行うことが出来る市場なのです。

 その他に、東証が開設した新興企業向けの「マザーズ」があります。こちらは、主に新しい会社を対象とした市場となっていることが大きな特長です。しかも、企業の成長と共に、マザーズから東証1部へとステップアップすることができ、より会社としての知名度や健全性を示すことが出来るような仕組みになっています。

株式の購入方法

株そのものの購入は、証券会社を通じて購入する形になります。その際、株をどのような単位で購入すれば良いか悩むかと思います。というのも、株式(株券)は、購入する際に最低○○株からという決まりがあります。これらを踏まえて、株式の購入方法について、ご紹介しましょう。

 まず、最もスタンダードなのが、売買単位(単位株)で購入する方法です。株式は単位株制度と呼ばれる基準の下、最低限の株数が決められています。大抵の場合、1000株から取引できるようになっています。例えば、株式の額面が1株200円とすれば、1000株を最低購入しなければいけないため、20万円が必要となります。但し、銘柄によっては100株や1株単位で購入出来る場合があります。

 次に、ミニ株というものがあります。これは、通常の株式売買単位の1/10で取引出来る制度です。これにより、数十万円の株式投資が数万円で済むようになります。そのため、株式初心者や運用資金が少ない方は、ミニ株への投資からスタートするのがベストです。

 最後に、株式累積投資という購入方法があります。これは、預金に置き換えると定期預金に似たものです。つまり、毎月の所定日に金額を支払い、証券会社を通じて銘柄ごとにまとめて購入する方法です。これは、長期投資を続けることにより、毎月一定の株数を購入するより、少額で同じの株数を購入できるメリットがあります。

 株式の購入にあたっては、自分の投資計画に合わせた購入方法が問われますので、自分で決めにくいという方は、是非証券会社の店頭で相談することをお勧めします。

証券会社の選び方

実際に株式を購入する際に重要となるのが、株式を取り扱う証券会社での取引口座開設です。というのも、証券会社と一口に言っても、大手銀行の傘下にある証券会社や、独立系証券会社、さらにインターネット専門の証券会社など、様々な種類の証券会社があるからです。数多くの証券会社があるということは、それだけ沢山の特徴やメリット、そしてデメリットがあるので、慎重に選びたいところです。それでは、どのような点に注意して選べば良いのでしょうか?

 まず、1つ目は手数料の安さです。株式の売買にあたっては、手数料が発生し、それを証券会社に支払う必要があります。そのため、株式売買にあたって、利益や損失の発生に関わらず支払わなければならないため、株式投資を行う投資家から見るとコストになってしまいます。つまり、純粋に株式の売買で利益をあげる場合、この手数料分以上の運用利益が出るまで株価の上昇を待つ必要があります。

 2つ目は、株価チャートの表示、分析ツールや情報の豊富さです。株式投資を支える重要な要素は、何といっても企業や業界、経済や金融に関する様々な投資材料(情報)です。これらの情報の内容によって、当日の株価が影響されるだけなく、中長期的にも影響を及ぼす可能性がありますので、いかに正確で迅速な情報を証券会社が発信してくれるかが、大きなポイントです。また、株売買のタイミングを計るためのテクニカル分析を行うツールの有無も重要です。このツールによって、実際に最適な売買を見極めますので、使い勝手が良く、無料で利用出来るものが好ましいです。

株式投資のための心構え

株式投資を始めるにあたり、いくつか大切な心構えがあります。というのも、初心者の方が陥りやすいのが、株価がちょっと値動きしただけでも、心理的な影響が大きく、恐怖心や不安感を抱いてしまうことです。そのため、自分がどのような投資スタンスで株式投資を行うか、自分との戦いだと言えるのです。自分が保有した銘柄が、短期運用なのか中長期運用なのかによっても、心の持ち方や余裕が異なります。1日の値動きに臆することがないよう、常に平常心を保つことが重要です。

 また、株式売買にあたっては、様々な人が参加しています。一般的な個人投資家だけなく、機関投資家やヘッジファンド、海外投資家など、様々な方が株式売買を日々行っています。もちろん、自分が保有する銘柄も、色々な方が売買しています。つまり、保有している株券には、それぞれの人の想いや考え方、感情が混ざっているのです。そのため、相場の雰囲気や影響ある投資家の動きによって、株価が大きく左右されるのです。株式投資は、常に自分だけなく他人との戦いでもあるのです。

 最後に、株式投資における重要な心構えとして、損失をどのように最小限に留めるか、ということです。実は、これが一番難しい決断なのです。というのも、人間の心理として、損失を出し始めた銘柄があった場合、いつか必ずまた戻ると思い込んでしまう傾向にあります。しかし、実際には株式相場が好転することなく、どんどん株価が値下がりし、損失だけが膨らんでしまうというケースが多々あります。そのため、損失が出始めた時点で、「いくらになったら株を売る」というルールを設ける必要があります。損失が大きくなる前の対処こそが、株式投資を楽しむポイントだと言えるのです。

投資先企業の選び方

実際に株式の銘柄を選ぶ際に、どのようなポイントに注目すれば良いのでしょうか。特に、株式投資が初めてという方は、数多くある会社から、1つの会社を選ぶだけでも大変な作業でしょう。そこで、いくつか銘柄選びのポイントを紹介しましょう。

 まず始めに、投資先の会社の業績が好調かどうか、という点です。業績が好調であるということは、利益を生みやすい経営環境が整っているためです。また、同業他社と比べて、市場のシェアや売上高で見ても上位を占め続ける会社は、財務的な体力もありつつ、常に一定の利益を確保出来ている証拠です。

 次に、会社の業績見通しを上方修正したかどうか、という点です。これは、年度初めの企業業績予想に比べて、実推が上回る場合、より大きな利益を生み出すことが出来そうだという期待感から、株価が上昇する可能性があります。また、これと併せて、株保有者に対する配当金を増配すると発表する企業も非常に好感が持てるポイントです。配当金が増えるということは、それだけ企業業績が予想よりも良かった証拠ですから、是非注目したい企業と言えます。

 その他、新製品の発表や新工場の建設なども、投資先会社として注目しておくと良いでしょう。新商品発売による企業業績の好転や、新工場設立に伴う増産等は、会社そのものが元気な証拠と言えます。もちろん、新工場設立時は、一時的に損益を圧迫しますが、増産体制や環境が整い、それらが売上に繋がることで、結果として企業業績のアップと株価のアップに繋がるのです。

財務の健全性

投資先会社が本当に大丈夫かどうか、より具体的に何を見れば良いか、そのポイントを知ることは非常に大切です。人間の体で言えば、身体測定や健康診断を通じて、健康な体なのか、病気を持っているのか、或いは将来的なリスクを抱えているのかを知るということです。それでは、会社そのものをどのように診断すれば良いのでしょうか。

 その基本が「財務諸表」です。会社が決算期になると、財務状況をまとめた情報を開示します。財務諸表は、大きく分けて3つの決算書からなります。「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」です。

 まず、貸借対照表は、「会社が事業資金をどうやって集めて、どのような形で保有をしているかを表すもの」です。簡単に説明すると、『資産=負債+資本』の関係から、負債額の割合や、自己資本比率、そして資産総額などを見て、負債と資本のバランスを上手く保てているか把握します。

 次に、損益計算書は、「期間ごとの経営成績を表すもの」です。基本的には、売上高と5つの利益を確認します。具体的には売上総利益、営業利益、経常利益、税引き前当期利益、当期利益です。結果として、当期利益がマイナスになると、その会社は赤字決算ということになってしまいます。

 最後に、キャッシュフロー計算書は、「現金や預金などのお金の流れで会社の実態を表すもの」です。この計算書は営業活動、投資活動、財務活動の3つから構成されています。営業活動による販売や仕入れ、投資活動による工場や機械などの固定資産の購入・売却、財務活動による資金調達・返済の内容が示されています。このお金の流れが適切かどうかを確認することが大切です。

初心者が最初に見るローソク足

株式投資を行うにあたって、最も有名な売買指標となるのが、ローソク足です。その名前の通り、1日の値動きを、始値・終値・最高値・最低値で表した図形がローソクに似ていることから、そのように呼ばれています。それでは、活用方法について見てみることにしましょう。

 まず、基本的に知っておきたいのが、「上ヒゲ」と「下ヒゲ」と呼ばれるものです。これは、ローソク足の実体部分の上下に、1本の線が現れる現象であり、それぞれ「売り」「買い」のタイミングを示しています。

 具体的な売買タイミングの目安としては、ヒゲの長さがローソク足の実体部分の3倍以上現れるのが望ましいとされています。例えば、長い下ヒゲを例にとって説明すると、相場が急落したにも関わらず、強い買いのエネルギーが存在している状態にあります。そのため、急反発を狙う投資家の想いが表れ、相場を一気に押し戻すこと(買いのチャンス)となるために、下ヒゲが長くなります。逆に、長い上ヒゲが現れた場合は、相場が売りを示すことになりますので、注意が必要となります。

 もちろん、ローソク足のヒゲが長くなったから、今が売買チャンスだと理解して、すぐに売買注文を出してはいけません。あくまでも、その1日の中での値動きでしかありませんので、週単位や月単位見た場合に、本当に最適な売買タイミングかというと、そうではないからです。

 ローソク足は、株式投資を行う上での基本となりますが、売買タイミング見極めの精度を高めるためには、他のテクニカル分析指標を組み合わせることが大切です。

RSIの活用法

株式投資を行う上で、大切なテクニカル分析手法の一つに、オシレーター系と呼ばれる分析手法の「RSI」(アールエスアイ)があります。オシレーター系の分析手法の特徴は、「買われすぎ」や「売られすぎ」を示すということです。つまり、この指標を理解していると、株式相場がいつ反転しそうか、前もって予測することが出来ることになります。

 RSIとは、一定期間の為替の値上がり幅の合計を、値上がり幅と値下がり幅の合計で割ることで算出されます。これを百分率で表した数値が、いくらかによって売買タイミングを見極めます。

 RSIにおける売買タイミングは、RSI=30%以下となれば買いのタイミング、70%以上が売りのタイミングと言われています。非常に、分かりやすい指標ですので、ローソク足を見ながらRSIの指標を見ることで、売買タイミングの確率がアップします。

 但し、RSIには弱点があります。というのは、RSIの特徴にあります。為替レートが、上下どちらに振れやすくなっているかを示す指標ですが、株価の上下幅が大きいチャートほど、算出時の値が出やすい傾向にあります。そのため、値動きの激しい株価では、RSIの数値が変化しやすい特性があります。逆に、値動きがあまりない株価は、RSIが変化しにくいため、売買タイミングの見極めが難しいのです。

 そのため、RSIのみで売買タイミングを計ることなく、保有する株価の特性や、過去の上下変動の大きさを調べながら、RSIが有効活用出来るかどうか、検証してみると良いでしょう。

ゴールデンクロスとデッドクロス

株式投資でよく見聞きする指標に、「移動平均線」というものがあります。初めての方から見ると、色の違う線が2~3本、描かれているだけにしか見えないかもしれませんが、非常に重要なテクニカル分析ツールです。

 移動平均線とは、一定期間の株価の終値の平均を取り、その変化を線でグラフ化したラインです。平均をとる期間は短期(例:5日線)、中期(例:25日線)、長期(例:75日線)で分類し、日々の株価や期間の異なる移動平均線との位置関係を見ます。この3本のラインの上下トレンドと、クロスする位置や形状によって売買のタイミングを検討します。尚、移動平均の期間は、保有する銘柄や自分の投資スタンスで、自由に設定しても構いません。短期間で売買したい方は、超短期線として3日線を利用します。また、中長期的に株を保有したい方は、長期線を100日に設定することもあります。

 実際にはどのように移動平均線を活用して売買タイミングを見極めれば良いのでしょうか。主に、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」という2つのポイントがあります。ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が中・長期の移動平均線の下から上に突き抜ける時にクロスしたポイントで、買いのタイミングを示しています。逆にデッドクロスとは、その反対の意味であり、短期の移動平均線が中・長期の移動平均線の上から下に突き抜ける時にクロスしたポイントで、売りのタイミングを示しています。

 移動平均線におけるゴールデンクロスとデッドクロスは、株式投資における売買タイミング見極めの基本中の基本になりますので、必ず覚えて活用するようにしましょう。

覚えておくと良い波形の数々

株式投資において、連続するローソクを眺めていると、何かの波形に見える時があります。実は、ここに売買タイミングを計る大切な法則があります。それが、波形(波動論)です。いくつか典型的な例をご紹介しましょう。

 まず一つ目は「ダブルボトム」です。これは、「ダブル底」とも言われ、安値相場で発生する反転相場の典型例です。ダブルボトムは、その名前の通り、連続するローソク足の形が「W」の形になっているかどうか、そして2回同じ程度の安値で底を打った後、上昇を開始したかどうかで、買いタイミングを見極めます。

 もう一つが「ダブルトップ」です。これは、「ダブル天井」とも言われ、高値相場で発生する反転相場の典型例です。ダブルトップは、その名前の通り、連続するローソク足の形が「M」の形になっているかどうか、そして2回同じ程度の高値で天井を打った後、下降を開始したかどうかで、売りのタイミングを見極めます。

 いずれのパターンも共通して言える内容として、最初の一番底や天井を付けた時点で、株価が上下どちらに動くか、良く見極める必要があります。場合によっては、ダブルボトムもダブルトップも形成しない場合がありますので、他のテクニカル指標を組み合わせながら、波形を形成する時期かどうか見極めると良いでしょう。

 尚、この他にも、N波、P波、三角持合いなど、沢山の波形から売買タイミングを見極める方法があります。過去の株価を眺めなら、どういった場合にこれらの波形を形成しやすいか、検証してみると良いでしょう。

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