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200企業の将来性 アーカイブ

2010年04月23日

企業収益の安定性

自分が投資しようとする会社が、いったいどれだけ安定しているか、どのように計れば良いのでしょうか。実際に財務諸表と睨めっこしたり、IR情報を眺めただけでは、すぐに会社が安定しているとは見抜きにくいことでしょう。ここで、1つの考え方として、企業収益がどれだけ安定しているか、という点で見る方法があります。その指標が、ROE(株主資本利益率)です。

 ROEは、株主資本(自己資本)が企業収益へどれだけ貢献したかを見る指標です。具体的な計算式は、「ROE(株主資本利益率)=1株あたりの利益÷1株あたりの株主資本」として表されます。ここで、1株あたりの利益は、当期純利益÷発行済み株式数で表され、1株あたりの株主資本は、株主資本÷発行済み株式数で表されます。

 ROEは、その数値が高いほど資本効率が高いことを意味しており、しっかりと利益を上げていることが分かります。逆に言えば、ROEが低い企業は資本効率が悪く、利益を生み出せない企業と判断されます。

 実際に、財務諸表から自分でROEを算出するのは難しいのが現実です。そこで、利用したいのがインターネットのファイナンス専門コンテンツや、株式投資に関する雑誌に掲載されている各企業のROEの数値を見るのが、最も手軽で効率的です。業種によって、ROEが高いのか低いのか、同業他社と比較してどうなのか、という点で調べることが出来ますので、投資先企業を調べる際はROEを軸として色々と調べてみることをお奨めします。

企業の将来性

企業の将来性に掛けてみよう!と思い、そうした新興企業へ投資する方もいらっしゃるでしょう。それが、新規公開株(IPO)の買い付けです。IPOの魅力は、企業の未知なる将来性を見越して、将来的に大きな利益を生み出してくれるのではないかという期待から、株価が上がりやすい傾向にある点です。

 具体的に言いますと、約95%のIPOが公募価格より初値が高くなる傾向にあります。つまり、「初値-公募価格=初値売りの利益」となりますので、公募価格より初値が高ければ、その時点で利益を生み出すことが出来ます。これはかなり魅力的な株式投資と言えます。

 また、驚くかもしれませんが、初値が公開価格の2倍になるということもあります。そのため、東証に上場している企業から、財務体質が安定した会社を一所懸命探して、その銘柄を保有するよりも、IPOを手っ取り早く購入する方が、初心者にとっては楽だと言えます。さらに、IPOは上場してすぐに会社が倒産したり、上場廃止するなどのケースは非常に稀ですので、ローリスクでハイリターンの株式投資と言えます。尚、購入にあたっては、抽選方式となりますので、ある意味では運も左右することを覚えておきましょう。

 IPOは、新興企業から見ると手軽に資金調達が出来るメリットがあり、投資家から見ると保有し続けると将来数倍~数十倍もの株価となるため、是非一度購入してみることをお勧めいたします。

企業を取り巻くリスク

株式投資を行うにあたり、是非知っておきたい内容があります。それは、上場している会社を含む株式相場内のリスクです。どのような要因で、株式相場が変動するのか、そして上場企業の株価へ影響を与えるのか、そのリスクを知ることは、株式売買のタイミングを見極める上で重要です。それでは、いくつかポイントをご紹介しましょう。

 まず、逆金融相場です。景気が好況な時期は、市場全体が過熱してきます。そのため、お金の出入りが多くなることで、バブルが崩壊する可能性が高まるため、金融機関が引き締めを行う場合があります。例えば、公定歩合の引き上げがその一例です。金利が上昇すると、お金出入りが鈍くなり、市場に回るお金が減るために、相場そのものが不調に陥る可能性があります。

 また、逆業績相場についても、ご紹介しましょう。上場企業の業績が悪化すると、業績見通しが下方修正されます。これは、上場企業の業界そのものの景況感が後退している現れでもあります。一度後退が始まると、徐々に株を売る投資家が増えるため、どんどん株価下落が目立つようになります。また、併せて株の売買を控える投資家も増えますので、なかなか株が売れない状況になってしまいます。

 株式投資において、会社業績だけではなく、取り巻く環境とリスクを注視することで、自分が保有する銘柄と株価をどのタイミングで売買すれば良いか、見極めが付くようになります。是非、これらの情報を常にキャッチアップしておくようにしましょう。

とても便利なMACD

移動平均線とセット扱われるテクニカル分析手法に、「MACD(マックディー)」と呼ばれるものがあります。RSIを始めとするテクニカル分析手法と組み合わせることで、売買タイミングの確率が大きく向上するため、必ず利用される手法の一つです。

 MACDとは、「Moving Average Convergence and Divergence」の略称であり、移動平均収束発散法という考え方が中心となります。具体的には、移動平均線の、短期線と中期線を5日と25日の期間で計算する場合、5日分及び25日分の最終値を1日分足し、5日及び25日分で除算します。つまり、最終値を重み付けした移動平均線を意味しており、翌日以降、株価が上下どちらへ向かうかを示す指標なのです。そのため、基本的には移動平均法の考え方が分かれば、MACDの仕組みと活用方法がすぐに理解出来ます。

 実際にMACDを活用する方法は、移動平均線の活用方法と同じです。短期MACDと中期MACDを準備し、その位置関係から売買タイミングを見極めます。例えば、短期MACDが中期MACDを、下から上に突き抜けた瞬間がゴールデンクロスです。逆に、短期MACDが中期MACDを上から下に突き抜けた瞬間がデッドクロスとなります。

 移動平均法と合わせて活用することで、両者の手法がゴールデンクロスになるか、デッドクロスになるかを見極めることで、売買のタイミングが向上しますので、必ずセットで扱うようにしましょう。

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